ビオトープ池

アジサイの季節が終わると、庭はしばしの休息に入った感があります。鮮やかな色の花が咲き誇る庭ではありませんので、夏はただ緑緑緑の中に埋もれて過ぎて行くような我が家…。そのかわり、庭に出る楽しみは、これからいっせいに庭にやってくる虫たちとの出会いです。いつものとおり、その先陣を切ってオオシオカラがやってきました。ビオトープ池は、谷戸の湧水のおかげで一年中濁ることはありません。清らかな水をたたえたこの場所は、夏の間こうした小さな生き物たちの楽園。何種類ものトンボ、蝶、サワガニ、鳥たちや、時にはヘビやトカゲも。水を飲んだり、水浴びをしたり…。裏庭の大きな樹木の木陰にあるビオトープ池は、人の目からも、また上空から狙う猛禽類の目からも身を隠すことができ、彼らは安心して、ここで休息を取り、あるものは大切な子孫を残して旅立っていくのです。  (2008年7月14日)